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【エグゼクティブインタビュー】「100%再エネ社会の創出」Krannich Solarの理念

新型コロナの感染終息は未だ見通せず、気候危機の被害は拡大を続けている。そんな中でも業績がアップしている会社もある。Krannich Solar株式会社取締役ロビン・ゴスマン氏に、新型コロナの影響やSDGsの達成に対する取り組みについて話を聞いた。

日本における新型コロナの感染は、
ビジネスにどのような影響を与えましたか?

日本市場、グローバルともに業績は前年対比ではアップしています。当社では世界にコロナが流行する以前よりリモートワークやウェブセミナー等を積極的に行っていましたので、新しい働き方へのシフトも問題ありませんでした。

日本の太陽光マーケットで
注力しているソリューションとその特長は?

特に低圧案件については30%自家消費ルールが定められたことにより、今まで敬遠されていた陸屋根への設置検討が増えてきています。当社ではドイツのK2 Systems社製の陸屋根用アンカーレス架台をはじめ、様々なブランドの高効率モジュール、パワーコンディショナなど、トップランナー商品の提案を行っています。

自家消費型太陽光の普及に、
どう貢献しますか?

自家消費システムはFITと異なり、お客様ごとに最適なシステム運用を計画しなければなりません。当社が扱うトップランナー商品はフレキシブルなデザインが可能で、設置場所の選択肢も広げることができます。

RE100など、再エネ拡大に対する
需要家の声が大きくなっている現状をどう捉えていますか?

再生可能エネルギーが経済に与える影響、役割がさらに大きくなり、社会の関心が一層高まってきていると実感しています。また蓄電池技術の発展が、再生可能エネルギーのベース電源化を加速させると考えています。

世界中で甚大な被害をもたらしている
気候危機の影響について、どんな取り組みをしていますか?

太陽光発電システムの普及により二酸化炭素の排出量は確実に減らすことができます。我々は太陽光発電ビジネスに特化することで、人類が直面している気候変動問題を解決するソリューションを提供し続けています。

世界の目標とされているSDGsの達成
に対する取り組みを教えてください。

「100%再生可能エネルギー社会の創出」が当社のオーナー、クルト・クラニッヒの理念です。これはSDGsが目指す方向性そのものです。当社はこの理念を実行するべく、環境問題で先行するドイツ市場の知見を世界中に展開しています。

PROFILE

Krannich Solar株式会社
取締役

ロビン・ゴスマン氏


SOLAR JOURNAL vol.35(2020年秋号)より転載

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