編集部からのお知らせ

【2021年度FIT】太陽光第9回、前回に続き入札容量が募集容量超え。平均落札価格10.6円

8月27日、FIT太陽光の第9回入札結果が発表された。入札された容量は約270MWとなり、前回に引き続き募集容量を上回った。今回は上限価格が事前に公表されていた。加重平均落札価格は10.60円/kWhで、前回からわずかに下がった。

上限価格を事前に公表しての実施
入札容量が募集容量を上回る

低炭素投資促進機構(GIO)は8月27日、今年度2回目となる固定価格買取(FIT)制度の太陽光第9回入札結果を公表した。出力250kWの太陽光を対象とする入札だ。今回は、上限価格10.75円/kWhを予め公表のうえ実施された。募集容量は224.3357MWだ。

これに対し、215件の入札があり、入札容量は270.0359MWと募集容量を上回った。入札容量が募集容量に満たない状態が続いてきたが、前回の第8回入札から2回連続で募集容量を上回った。

落札の結果、加重平均落札価格は10.60円/kWh、最低落札価格は10.28円/kWh、最高落札価格は10.73円/kWhであった。落札件数は192件、落札された出力の合計は224.3357MWとなった。

入札件数も前回から順調に増加
第10回の入札容量も同日に公表

前回の第8回入札では、募集容量208MWに対し248.8392MW、185件の入札があり、加重平均落札価格は10.82円/kWhだった。今回は入札容量、入札件数ともに前回を上回った。

また、GIOは同日、太陽光第10回入札の募集容量も発表した。今年度3回目となる第10回の募集容量は242.6158MWで、事業計画は現在受付中。期間は9月27日(月)~10月15日(金)となっている。次回も入札容量が募集量を上回るのか、落札価格の下落傾向と合わせて注目したい。

DATA

一般社団法人 低炭素投資促進機構


文:山下幸恵(office SOTO)

関連記事

2018/03/14 | 編集部からのお知らせ

2017年の太陽光入札が低調に終わった理由とは?

2018/02/27 | 編集部からのお知らせ

2018年度も注目の太陽光発電「入札制度」とは?

太陽光関連メーカー一覧

アクセスランキング

  1. 【参加受付中!】2025年4月22日(火)「第33回PVビジネスセミナー」
  2. 10kW未満の住宅用・事業用太陽光発電の屋根設置 10月から買い取り価格を大幅に引き上げ...
  3. 青森県再エネ共生税・共生条例が県議会で可決、ゾーニングと課税を組み合わせた都道府県条例は全国初 ...
  4. 【2025年度の新制度①】早期連系追加対策・初期投資支援・省エネ基準適合義務化を徹底解説...
  5. AI技術を融合した「モジュール式蓄電システム」 高い安全性とコスト効率が強み...
  6. N型軽量モジュールで存在感を放つDAS Solar! 最軽量は驚きの4.2Kg/㎡
  7. HUAWEI 新型蓄電システム、3機種を一挙公開 産業用・住宅用ともに「安全性」を徹底追求...
  8. 【北村さんコラム】未開発技術に頼る「第7次エネルギー基本計画」の“不確実性”...
  9. 【インタビュー】AIKO SOLAR 躍進の秘密に迫る! 日本人CTOが挑んだこととは?...
  10. 中国産の黒鉛電極に「反ダンピング課税」暫定適用、調査期間を3ヶ月延長...
広告お問い合わせ 太陽光業界最新ニュース

フリーマガジン

「SOLAR JOURNAL」

vol.52 | ¥0
2025/1/31発行

お詫びと訂正

ソーラー電話帳 SOLAR JOURNAL メディアパートナーズ