編集部からのお知らせ

FIT後も太陽光発電をビジネスとしてやっていくには?

太陽光発電協会(JPEA)は、今年4月に太陽光発電産業ビジョン「JPEA PV OUTLOOK2030 2030年に向けた確かな歩み」を発表した。協会として、太陽光発電業界のこれからをどのように見据えているのか。

協会試算値に高い評価
事業者は十分な情報収集を

2012年7月に開始されたFITは劇的に太陽光発電の導入を加速するものでした。その効果が明らかになるにつれて、普及の急上昇が一転して急降下することによるハードランディングの事態が危惧されるようになってきました。

そのため前回のビジョン発表から僅か1年余りなのですが、従来の我々の想定からは10年程前倒しで到来したPV大量導入時代に向け、国内状況についての見直しを行いました。昨年秋から顕在化してきた系統接続制約問題など、FIT開始後の太陽光発電の普及に際して生じたさまざまな課題も踏まえた内容となっています。

系統接続制約問題については、正確な情報に基づかない報道等の影響もあり、業界関係者の事業マインドを過度に損ねる状況もありました。
そのため当協会としては、従来国の委員会で公表されていたベースロード電源容量100%に相当する場合だけでなく、そのおおよそ80%、60%の場合を想定した出力制御シミュレーションを独自に発表しました。

結果としては、「無制限・無補償の出力制御ルール」の適用となる発電設備においても、従前の「30日ルール」の場合に比べて大きく事業性を損なう見通しとはならないことを示すことができました。また、時間軸を加味したことにより、所謂“接続可能量”を超えるまでにはまだまだ時間があることも示しました。

123>

関連記事

2017/05/24 | 編集部からのお知らせ

太陽光発電事業者のための「O&M講座」6/16開催!

太陽光関連メーカー一覧

アクセスランキング

  1. 架台メーカーとEPCの顔を持つ動力。販売から施工まで一気通貫
  2. 北海道釧路市「ノーモア メガソーラー宣言」 10kW以上の事業用太陽光発電を許可制へ...
  3. ゴルフ練習場屋根への施工事例を大公開! GoodWeのトータルソリューションで実現...
  4. PV EXPOでフルスクリーンの新製品を披露。適地が少ない日本の脱炭素化に高い発電効率で応えるAIKO。...
  5. 茨城県鹿嶋市、行政の再エネ導入ロールモデル!初期費用ゼロのPPA発電、始動!...
  6. 【参加受付中!】7/16(水)《エネマネ》セミナー|都の補助金でエネマネ始めよう!EMS導入&ERAB事業化の事例紹介...
  7. 地域課題の解決×太陽光発電設備導入。最重要ファクターは”地域との共生・共創”...
  8. 【参加受付中!】2025年9月12日(金)「第35回PVビジネスセミナー」
  9. 積水化学工業がペロブスカイトを量産化! 2030年にはGW級の製造ライン構築を目指す...
  10. 『SOLAR JOURNAL』“蓄電池ビジネス”特集号 5/27発行!
広告お問い合わせ 太陽光業界最新ニュース

フリーマガジン

「SOLAR JOURNAL」

蓄電池特集号 | ¥0
2025/5/27発行

お詫びと訂正

ソーラー電話帳 SOLAR JOURNAL メディアパートナーズ