編集部からのお知らせ

新FITを勝ち抜く太陽光ビジネスとは?

太陽光発電協会(JPEA)主催の太陽光発電シンポジウムが10月下旬に都内で開催された。テーマは「新FITを勝ち抜くビジネス展開と基幹電源への道筋」。今後の太陽光発電はどうなるのか?

2030年のコスト目標は10万円/kW

太陽光発電協会(JPEA)は10月20、21日に都内で太陽光発電シンポジウムを開催した。第33回となる今回のテーマは「新FITを勝ち抜くビジネス展開と基幹電源への道筋」で、2017年4月から本格施行される新たなFITでも安定かつ成長するビジネスモデルについて、経済産業省担当者や大学研究者、関連企業責任者などが講演した。

資源エネルギー庁の呉村益生・新エネルギー課長補佐は、「FITは制度開始後3年で、日本の再生可能エネルギーの導入が2倍以上に増加するなど再エネ推進の原動力となっている。一方、電源特性や実態を踏まえたバランスのとれた導入や、長期安定的電力供給の確保が課題となっている」と語った。さらに、同課長補佐は今後の太陽光発電の導入拡大に向けた方向性として、「電力会社の送電系統網への負担が少ない、自給自立型や地産地消モデルの普及拡大がカギだ」と強調し、「それには太陽光発電システムのコストを大幅に引き下げる必要がある。現状の日本の太陽光発電システムの平均コストは欧州の約2倍だ。経済産業省は、非住宅用太陽光発電システムの平均コストを現状の28.9万円/kWから2020年には20万円/kWに、30年には10万円/kWに引き下げる目標を掲げた。さらに住宅用は19年に30万円/kW、そしてできるだけ早期に20万円/kWを目指す」と続いた。

12>

関連記事

2016/04/20 | 編集部からのお知らせ

再エネ大国ドイツに学ぶ持続性

2017/07/19 | 編集部からのお知らせ

改正FIT施行で対応必須! 認定取消を防ぐには?

太陽光関連メーカー一覧

アクセスランキング

  1. 【 参加受付中!】2024年4月23日(火)「第29回PVビジネスセミナー」~ 市場動向/PPA・蓄電池の最適化モデル ~...
  2. 東京都の2024年度系統用蓄電池導入事業 特高5件、高圧6件を採択予定
  3. 【受付中】5/28火 ケーブル盗難のリアルを知るための「太陽光のリスク管理」セミナー開催...
  4. 太陽光パネルの増設・更新を促進! 2024年度にルール見直し
  5. 経産省、新電力ビジネスの経過措置「部分供給」の見直し案 オフサイトPPAへの影響は?...
  6. 太陽光発電所 銅線ケーブルの盗難被害が相次ぐ 銅の価格上昇が背景に
  7. 市場運用者・広域機関に聞く、長期脱炭素電源オークションが目指すものとは?...
  8. 脱原発完遂のドイツの電源構成、どうなるエネルギー費の再高騰リスク?
  9. グリッドコードとは? 太陽光発電事業者も知っておくべき系統運用の新ルール...
  10. 2024年度の脱炭素ビジネス【発電側課金・脱炭素オークション・非化石価値取引】...
太陽光業界最新ニュース

フリーマガジン

「SOLAR JOURNAL」

vol.48 | ¥0
2024/01/31発行

お詫びと訂正

ソーラー電話帳 SOLAR JOURNAL メディアパートナーズ