編集部からのお知らせ

未来の太陽光発電のカギを握るO&M企業に注目!

太陽光発電に不可欠なO&M(運用・保守管理)ビジネスが多様化する中、O&Mを展開している企業が続出している。第3回目は実際にO&Mを展開している企業を紹介する。

横浜環境デザインの取り組み
PVテストカーで定期“健診”

市場の成長に着目して、先進的なO&Mを展開している企業が続出している。施工・販売企業大手の横浜環境デザインは、今年6月に子会社であるソーラーワークスとO&M先進国であるドイツの企業の間で合弁会社を設立した。ソーラーワークスは、発電所の太陽電池モジュールを現場で検査できる自動車「PVテストカー」を日本で初めて導入するなど、O&Mサービスを注力している。同社の池田真樹社長は、「太陽光発電設備は設置したら終わりではない。20年間買い取られる義務とともに、エネルギーインフラとして20年間安定して発電し続ける義務もある」とO&Mが社会に果たす責任を語る。

同社のPVテストカーは4台となり、現場に駆けつけて電圧でセルを発光させるEL検査などさまざまな検査を実施している。「今のO&Mは監視システムやパワコンが止まってから現場に駆けつけて対応するケースがほとんど。大事なのは、発電所建設前、建設直後も含め、定期的に発電所の健康診断を真剣にすること。予防保全としてO&Mに取り組まなければいけない」(池田社長)。また、これからは日本でも発電所の転売市場が活性化するといわれており、やはりO&Mがカギを握るのだ。


文/南野彰

※『EARTH JOURNAL』vol.01 より転載

関連記事

2016/04/27 | 編集部からのお知らせ

多様化するO&Mサービス 未来への鍵③

太陽光関連メーカー一覧

アクセスランキング

  1. 地域の合意形成を伴走支援 再エネ導入の新たなモデルに ~ 宮城県 再生可能エネルギー地域共生促進税条例を施行 ~...
  2. 【申込受付中!】12/10東京開催!「系統用蓄電池ビジネス」セミナー 蓄電所市場で勝ち抜くヒント...
  3. いつまで続けるのか、ガソリン補助という愚策
  4. 【参加受付中!】2025年1月29日(水)「第32回PVビジネスセミナー」
  5. ハンファジャパンが新製品「Re.RISE-G3」を発売!トークショーにヒロミさんが登壇し一日アンバサダーに就任...
  6. 【産総研】世界初となるペロブスカイト太陽電池自動作製システムを開発‼ 開発スピードを飛躍的に向上できる...
  7. 瓦屋根を再現したJackery社の太陽光パネルが2024年度グッドデザイン賞を受賞...
  8. 専門家に聞いた! 日本に「垂直ソーラー」が必要な理由とは?
  9. 第7次エネルギー基本計画、年内に骨子案を固める 脱炭素電源の構成比率が焦点に...
  10. グリッドコードとは? 太陽光発電事業者も知っておくべき系統運用の新ルール...
太陽光業界最新ニュース

フリーマガジン

「SOLAR JOURNAL」

vol.51 | ¥0
2024/10/31発行

お詫びと訂正

ソーラー電話帳 SOLAR JOURNAL メディアパートナーズ