編集部からのお知らせ

FIT「事後的過積載」NG 増設分はどうしたらいい?

改正FIT法に新たな規制が加わり、昨今ブームになっていた「過積載」がFIT認定取得後には難しくなった。今後も認められないわけではないが、買取価格がパネル積み増し時点のFIT価格に引き下げられることとなる。この改正について、太陽光発電協会の増川武昭氏にお話をお聞きした。

増設分は新規認定で
対応したい

事後的過積載に伴う変更認定により、発電設備全体のFIT価格が変わってしまうことに戸惑っている事業者は少なくありません。しかし、これについては、増設分を新たな発電設備として、新規にFIT認定を受けることも考えられます。

メーターをどうするかなど技術的課題はありますが、改正FIT法の趣旨からいっても、認められない話ではないでしょう。

また、過積載そのものが否定されているわけではありませんから、引き続き最適な過積載を推進していただければと考えます。ただ今後は、後から変更の必要が生じないよう、申請段階でより精緻な計画を策定しておかなければなりません。

協会としても、「再エネの最大限の導入と国民負担の抑制の両立」に向けて、太陽光発電のより健全な発展に尽力してまいります。

PROFILE

太陽光発電協会 事務局長

増川武昭氏

 

関連記事

>>パネルの積み増し要注意 「事後的過積載」がNGに!

>>何が変わったの?改正FIT法、要注意の4つのポイント

>>改正FIT法は「事後的過積載」を禁止したのではない


取材・文/廣町 公則

『SOLAR JOURNAL』vol.23より転載

関連記事

2017/07/19 | 編集部からのお知らせ

改正FIT施行で対応必須! 認定取消を防ぐには?

太陽光関連メーカー一覧

アクセスランキング

  1. 【参加受付中!】2025年4月22日(火)「第33回PVビジネスセミナー」
  2. 10kW未満の住宅用・事業用太陽光発電の屋根設置 10月から買い取り価格を大幅に引き上げ...
  3. 青森県再エネ共生税・共生条例が県議会で可決、ゾーニングと課税を組み合わせた都道府県条例は全国初 ...
  4. N型軽量モジュールで存在感を放つDAS Solar! 最軽量は驚きの4.2Kg/㎡
  5. AI技術を融合した「モジュール式蓄電システム」 高い安全性とコスト効率が強み...
  6. 【2025年度の新制度①】早期連系追加対策・初期投資支援・省エネ基準適合義務化を徹底解説...
  7. HUAWEI 新型蓄電システム、3機種を一挙公開 産業用・住宅用ともに「安全性」を徹底追求...
  8. 【北村さんコラム】未開発技術に頼る「第7次エネルギー基本計画」の“不確実性”...
  9. 【インタビュー】AIKO SOLAR 躍進の秘密に迫る! 日本人CTOが挑んだこととは?...
  10. 第7次エネルギー基本計画を閣議決定 太陽光の比率を 23~29%程度に変更...
広告お問い合わせ 太陽光業界最新ニュース

フリーマガジン

「SOLAR JOURNAL」

vol.52 | ¥0
2025/1/31発行

お詫びと訂正

ソーラー電話帳 SOLAR JOURNAL メディアパートナーズ