編集部からのお知らせ

再エネ大国ドイツに学ぶ持続性

太陽光発電協会(JPEA)は、太陽光発電の持続的な普及と関連産業の振興を目指しています。運転開始した太陽光発電システムが長期間安定的に継続していくには、しっかりとした関連産業がこれをサポートしていくことが不可欠です。

FIT運営見直しで
健全な産業の育成を

太陽光発電協会(JPEA)は、太陽光発電の持続的な普及と関連産業の振興を目指しています。運転開始した太陽光発電システムが長期間安定的に継続していくには、しっかりとした関連産業がこれをサポートしていくことが不可欠です。つまり発電事業者と関連産業は車と両輪の関係で、どちらかが欠けると走行できないのです。

FIT導入のお陰で太陽光発電市場が成長して、いろいろなシステムが設置されました。そして導入量は今や25GWにまで拡大しています。しかし、2014年秋には、系統持続成約問題が発生し、さらにFITの賦課金による国民負担の増大懸念も問題視されるようになりました。今後の持続的な普及、成長のために、この2つの問題を整理し、解決へと導くことは大変重要です。

現状、系統接続制約問題から生じた太陽光発電の出力抑制への懸念が足元の市場を冷え込ませています。当協会が行ったシュミレーションにおいて、状宅用では出力抑制の可能性がほとんどないと公表しているにもかかわらず、影響がないはずの住宅用市場まで冷え込んでいます。

既に導入されて稼働している累計25GWの発電設備を含めて、太陽光発電をサポートする産業がないと、持続的な発電量が見込めなくなります。今後のFIT運営については80GW超えまで積みあがった設備認定容量をきちんと見極めて、事業化が難しいと判断される案件を整理していくべきだと思います。より健全で確実性の高い発電事業が続けれらるように制度を修正していくことには大賛成です。

実際に太陽光発電産業を拡大させるための起爆剤としてFITは大成功でした。これからは、今後導入される太陽光発電とそれを支える産業の持続性を確保する仕組みを築いていく必要があると考えています。

12>

関連記事

2016/11/04 | 編集部からのお知らせ

2030年 太陽光は驚愕の発電コストに!

2016/08/11 | 編集部からのお知らせ

自然エネ「2030年24%」本当にいけます?

2016/11/01 | 編集部からのお知らせ

新FITを勝ち抜く太陽光ビジネスとは?

太陽光関連メーカー一覧

アクセスランキング

  1. 【新技術】カーボンナノチューブ電極を用いてペロブスカイト太陽電池の耐久性を大幅改善!...
  2. いつまで続けるのか、ガソリン補助という愚策
  3. 【受付中】2/13 東京都の補助金で加速!《エネマネ》セミナー ~EV、充電設備、ERAB最新事情~...
  4. 【参加受付中!】2025年1月29日(水)「第32回PVビジネスセミナー」
  5. 来年度政府予算案 需要家主導型事業に前年度並み 98億円を計上
  6. エネ基で“標的”になった太陽光発電と、原子力発電の本当の実力
  7. 《東京都の補助金解説》エネマネで太陽光・EV・充電設備・ERAB事業のメリットを最大化!...
  8. 【第7次エネルギー基本計画の原案公表】40年度に太陽光は22~29%程度、風力は4~8%程度...
  9. 太陽光業界を牽引!トリナ・ソーラーが26.58%の変換効率を記録更新
  10. 「雑草」がエネルギー源に!? 名城大が発電を実演
広告お問い合わせ 太陽光業界最新ニュース

フリーマガジン

「SOLAR JOURNAL」

vol.51 | ¥0
2024/10/31発行

お詫びと訂正

ソーラー電話帳 SOLAR JOURNAL メディアパートナーズ