コスト削減の見積もり公開! ストリングオプティマイザでBOSコストはここまで削減できる!?
2019/08/30
着実に導入が進むAmptストリングオプティマイザ。その導入メリットは、発電の最適化だけではない。BOSコストを削減し、事業性を高めることも可能なのだ。
部材コストも施工コストも
設計変更で大きく削減!
発電所のリパワリングや発電量を向上させるソリューションとして認知度が高まるAmptストリングオプティマイザ。発電状況をストリングレベルで最適化できることが大きな特長だが、その効果は発電量UPだけではない。建設コストの削減にも貢献できるのだ。
Amptストリングオプティマイザとは?
ストリングレベルでの発電最適化を実現する次世代パワーエレクトロニクス。発電量UPとコスト低減を同時に達成できるなど、様々なメリットをもたらす。
まず、ストリングオプティマイザを導入して発電所を設計することで、「接続ケーブル」「接続箱」「DC幹線ケーブル」などの購入コストを削減できる。
通常設計
設計例:太陽電池モジュール 1.2MWp/PCS 1MW
●PCSから接続箱までのケーブル長
●DC高圧幹線ケーブルの電圧ドロップによる電力損失計算
・接続箱からパワコンまでの距離:合計2564m
・100sqケーブル抵抗値:0.187オーム/km
・総抵抗:2564m x 2 x 0.187/1000 = 0.958オーム
・総ケーブル損失は、I²R = (144A)² x 0.958 = 19.8kW
Amptオプティマイザ導入設計
設計例:太陽電池モジュール 1.2MWp/PCS 1MW
●PCSから接続箱までのケーブル長
●DC高圧幹線ケーブルの電圧ドロップによる電力損失計算
・接続箱からパワコンまでの距離:合計1214m
・100sqケーブル抵抗値:0.187オーム/km
・総抵抗:1214m x 2 x 0.187/1000 = 0.454オーム
・総ケーブル損失は、I²R = (225A)² x 0.454 =22.9kW
Amptストリングオプティマイザは、MPPTのためのDC/DCコンバータを内蔵し「2ストリング入力に対して1出力」となるため、ストリング数を通常設計から半減できる。最適動作点のズレによるミスマッチ損失を削減すると同時に、初期建設コストの削減も実現できるのだ。
さらに、それらの設置に付随する電気工事が不要となるため、施工コストも削減することが可能となる。その削減効果は以下の表の通り。
※ 3.5sq 65円/m 、 100sq 3000円/m 、接続箱(ストリングモニタ付き) 1台 250,000円として計算。
ストリングオプティマイザの導入コストはそれらの削減コストを下回るため、十分な導入メリットが見込まれる。
加えて、発電ミスマッチを最小化しながら出力の経年低下も抑えられるため、20年間トータルでの発電量が大きく向上する。売電金額が増えることで、導入メリットはさらに大きくなるというわけだ。
●20年間の発電シミュレーションからみた導入メリット
(0.5%/年のモジュール劣化を仮定)20年間発電量シミュレーション
買取価格が10円台前半からさらに低減へと進む中、新規開発案件の事業性を高めたいならば、Amptストリングオプティマイザを導入を検討しない手はないだろう。
問い合わせ
アンプトジャパン合同会社
神奈川県横浜市港北区新横浜3-6-12 日総第12ビル10階
TEL:045-565-9977
SOLAR JOURNAL vol.30(2019年夏号)より転載
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