編集部からのお知らせ

簡易アセスの導入を合理的に進める3つの方法とは?

開発が環境に何らかの影響を与えるおそれがある場合、「環境アセスメント」が必要だ。世界の多くでは事業の規模に関わらず、情報公開と住民参加のプロセスに重きを置く「簡易アセス」を行い、まずチェックするという。

2015年9月、栃木県の鬼怒川が決壊した際、太陽光発電の設置方法に問題があったのではと報じられた。この件の場合、もしも事前に環境アセスメントがなされていたら、こうした事態は未然に防げていたかもしれない。

または、直接の原因ではなかったとすれば、身の潔白をいち早く証明する材料になったはずだ。太陽光発電業界においては、一部に環境配慮に関するモラルの低い業者が存在していることも確かだ。土地の確保が難しくなり、崩落の危険性が高い山の斜面などに無理やりパネルを設置し、実際に崩落してしまったなどという報告もある。

太陽光発電は環境商材なので、環境を破壊してまで建設することは本末転倒である。規模や立地によってはアセスが義務付けられておらず、専門知識のない業者には、プロジェクトの結果が環境にどんな影響を与えるか予測のつかないまま、建設計画を進めてしまうのもトラブルの一因だろう。

各企業が簡易アセスをもっと自主的に導入していけば、再生可能エネルギー分野にとってプラスになるのは間違いない。なのに、なぜ、日本では簡易アセスの導入が遅れているのだろうか。千葉商科大学政策情報学部長の原科幸彦教授に話を聞いた。

123>

関連記事

太陽光関連メーカー一覧

アクセスランキング

  1. 国内最大級の348台分ソーラーカーポート設置で電力自給率20%達成へ
  2. 第7次エネルギー基本計画を閣議決定 太陽光の比率を 23~29%程度に変更...
  3. 【終了】2/13 東京都の補助金で加速!《エネマネ》セミナー ~EV、充電設備、ERAB最新事情~...
  4. 【業務提携】三井不動産と東京電力エナジーパートナーが、新規太陽光発電による再エネ導入拡大に向けてタッグ...
  5. 放射冷却素材『SPACECOOL』で問題解決 熱トラブル停止「ゼロ」を達成した方法を初公開...
  6. 【参加受付中!】2025年4月22日(火)「第33回PVビジネスセミナー」
  7. グリッドコードとは? 太陽光発電事業者も知っておくべき系統運用の新ルール...
  8. 専門家に聞いた! 日本に「垂直ソーラー」が必要な理由とは?
  9. 【FIPの進化形】時代はFIP移行+蓄電池へ! 新たなビジネスモデルを探る《FIP転》...
  10. 太陽光パネルの増設・更新を促進! 2024年度にルール見直し
広告お問い合わせ 太陽光業界最新ニュース

フリーマガジン

「SOLAR JOURNAL」

vol.52 | ¥0
2025/1/31発行

お詫びと訂正

ソーラー電話帳 SOLAR JOURNAL メディアパートナーズ