ZEH時代到来! 太陽光発電は自家消費が基本!
2016/12/15
ビークル・トゥ・ホーム クルマが家の蓄電池に
電気自動車をクルマとしてだけでなく、家庭の蓄電池としても使う。V2H(ビークル・トゥ・ホーム)という発想だ。電気自動車に搭載されているバッテリーはかなり大きいので、家庭用蓄電池としても遜色ない。家の電気で車を動かし、車の電気を家に戻す。太陽光発電システムと連係させれば、太陽光で車を走らせることも夢ではない。
日産の電気自動車「リーフ」のバッテリー容量は30kWhまたは24kWh。非常時のバックアップ電源としても心強い。
さらに高まる太陽光の発電効率 屋根への積載量アップも
消費するエネルギーよりも創るエネルギーの方が多い家、ZEH。
太陽光発電は、創エネを担うZEHの柱だ。売電であれ、自家消費であれ、太陽光パネルに求められる基本性能は変わらない。ポイントは、限られた屋根面において、いかに発電量を増やすかだ。
三菱電機の住宅用太陽電池モジュール「マルチルーフシリーズ」は、正方形・長方形・台形のパネルを組み合わせることで、様々な屋根形状に柔軟に対応する。屋根全体にパネルを敷き詰められるマルチルーフというスタイルだ。しかも、モジュールは245W(長方形モジュール単体)と大出力。三菱電機のマルチループシリーズなら、屋根全体を使った大容量発電を実現できる。
セル面積自体が従来よりも一回り大きいうえ、セルの四隅の面取りが従来品より小さいので、1枚あたりの出力が向上。独自のPERC構造などにより、発電ロスを抑えることにも成功している。
さらに、日本の自然環境下で長く使えるよう、様々な工夫が凝らされている。対候性・耐湿性・密封性に優れた3層構造のバックフィルムや、垂直積雪量2mの積雪地域にも対応するプロテクションバーなど、長期信頼性に対するこだわりを随所にみてとることができる。
三菱電機では、このマルチルーフシリーズと高効率パワーコンディショナとの組み合わせに力をいれている。同社のパワーコンディショナは、電力変換効率98%と世界トッ プクラスの高効率を誇っている。住宅用マルチストリング型パワーコンディショナも新登場し、屋根面単位での最適制御をも実現した。
三菱では、ZEH関連のトータルブランド「ENEDIA(エネディア)」を推進し、創・蓄・省エネ機器を活かした新しいライフスタイルを提案する。